ソーラーシェアリングの作物について ~遮光率と栽培コスト~
2021/05/13
こんにちは。
マッキンエナジージャパンの近藤です。
「農地を所有しているため、ソーラーシェアリングを行いたい!」
というご相談はいただくのですが、合わせて、
「どういった作物を育てるのがいいのか」というご質問もよくいただきます。
シェアリングでは太陽光パネル同士の間隔を広くとって下の作物に光が届くように設計するのが一般的ですが、
間隔をとってしまうとそれだけ架台部分のコストが発生してしまいます。
(間隔をあけた一般的なシェアリングの写真)
野立て太陽光であればパネルが4段ほど連なって設置できるため、架台のコストもそれほどかかりません。
中には、「コストを下げるために野立て仕様のような遮光率が高い設計でも育つ作物を植えたい。シイタケなどはどうか?」
と具体的な作物をご提案いただくお客様もいらっしゃいます。
たしかにシイタケ栽培は遮光率を高める必要があり、パネルの間隔をとる必要はありません。
しかし、シイタケ栽培は面積あたりの収穫量がとても多く、発電開始後の農業にかかる人員コスト(手間と時間)がかなりかかってしまいます。
収穫が冬なので、その時期に農業へ時間を割けるのであればぜひ検討したい作物ですが、
あまり農業へ時間をかけられない場合はおすすめできません。
複数の農地を所有している場合、弊社でも力をいれているブルーベリー栽培を他の農地で行うことをおすすめしております。
ブルーベリーは収穫時期がシイタケとずれているため、通年での農業従事者を確保できるのであればサイクルがうまく回せるためです。
お客様の状況に合わせた最適なご提案ができるよう、日々精進しております。
ぜひ、弊社までお問合せください!
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