『 森 林 限 界 』って何?
2021/06/22
マッキン社長の “ 運 蓄 ウンチク ”
「蘊蓄」(うんちく)が本当の漢字で本来の意味は「蓄えた深い知識や学問」という意味らしいです。しかし少し、もじって「運を蓄える」にしようと思いました。それは私のウンチクは必らずしも蓄えた深い知識や学問というより、もちろん私の仕事上の知識は蓄えたものがほとんどですが、もっとお伝えしたいのは「少し違った方向からの考え方」や「当たり前からの気付き」を出来る限り自分の経験や身近な人の経験から紹介したいと思っています。
さて、 「レッドオーシャンとブルーオーシャン」って聞いたことありますよね。
もちろん初めてのひともいるでしょうが、ビジネス界では有名な言葉です。
日本語に直訳すれば「赤い海と青い海」ビジネス界では「血を血で洗う激しい戦い」に例えられる同業他社が多く生存競争の激しい市場という意味と、これに比べて「果てしなく広がる青い海」に例えられる全く新しい分野で競争相手も見えない市場を指すと思います。
さあ、私が今日更に皆さんに質問するのは、この言葉です
「 森 林 限 界 」です。聞いたことありますか? あまり聞いたことがないと思います。実は登山好きなら知ってますね。
オーッと私もそんなに登山家ではありませんよ。自慢させてくださいね。
簡単に説明します。英語では「Forest Limit」です。英語の方がイメージしやすいですね意外と。なんとなく感じる通り森林(高い木)が生えてる標高の低い場所から次第に標高が高くなると高い木が育ちにくい環境になります。もう少し掘り下げて説明すると植物が育つには適度な気温と水分と日射が必要です。地域や山の種類によっても違いますがある程度の標高になると適度な湿度(水)が無くなり乾燥し始めますし、気温が低くなるので適応樹種も違ってきます。又山の形状を見れば解りますが山の頂上から砂をまいたら頂上には留まらず下に流れ落ちます。だから大体は高くなるほど岩が露出し始めます。「私の最近の頂上(頭)」と同じですね。
長くなりました。社長 又話が長いと言われるからまとめます。
本日私の “ 運 蓄 ” は山の登り始めは本当に何度登っても登り始めはしんどいです。息ハアハア上がるし、脚の筋肉はパンパンです。加えて木が高く風が通らない。じめじめしている。夏場は蒸し暑い。何よりせっかく山に来ているのに景色が見えない。
しかし森林限界を超えるとパッーと先ず視界が広がります。そして夏なら蒸し暑さが急にさわやかな暑さに変わります。急に報われた感じさえし出します。(まだ先は長いのですが)これはレッドオーシャンとブルーオーシャンに例えることが出来ます。
又森林限界の状態をビジネスで別の見方も出来ます。
頂上が見えにくい山を登ったことがありました。まだ山に慣れていない頃で登り始めたら背の高い雑草や雑木で既に鬱蒼としていて入山さえも躊躇します。こうやって先ず最初に試されます。でも思い切って入ってみると草や雑木は日が当たりが良い外周だけです。中はそうでもないのです。ビジネスやり始めたころは競争相手もウヨウヨ居るしこんな世界よくも足を踏み入れたもんだ。と思いながら毎日仕事を続けていくと少しずつ仕事も手についてくるし慣れてくる。要するに諦めずに頑張り続けると結果(成果)が出始める。
私がビジネスを山登りに例えて今回は森林限界の例を紹介したのは、登山中に本当に中間のしんどい時は俺は本当に馬鹿かバカしかここまで来ないわな。と思うことが多いし、心からしんどいと思うのは例えば全行程の1500m程の山なら最初の150mぐらいでも私の場合は結構本気でマジ止めたいと思います。メチャ心が折れやすい性格やなと思います。
でも言いたいのはその“しんどい”と思う何十倍も日によっては何百倍の距離と時間を歩き続けることが出来る。ということを知ってほしいのです。その日の朝に150mそこそこで今日はとても無理や。と結構本気で思うんですよ。何回登っても。不思議ですね。でも逆に毎回そう思うから今回もまた本気で辞めたいわ。と思ってるけどなんだかんだ言って結局俺は登り切ってしまうだろう。とも思うんです。
ビジネスに戻してまとめます。
なんだかんだ言ってもスタートしてしまえば、愚直に前に進めば振り返ると結構高くまた遠くまで来たのに自分でも驚く。実際しんどいと上見る元気もないから下向いて只々足を一歩一歩前に出す単純な作業しかできない。でも振り返ると本当にびっくりしますよ。へえーここまで来たんや。ってね。ビジネスも同じで常に創意工夫はもちろん大切やけど、私が思うのは「前に進め何が何でも前に進め」ですね。
更に言うなら、心はとっくに折れてても「口先だけでも前に進め」です。そのうち雲行きは変わります。そのころには意外と体力と気力が回復してたりもします。その間、口と態度だけでもハッタッテてもいいと思います。
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