ソーラーシェアリング榊栽培の注意ポイント!! 福岡県宗像市
2021/06/29
こんにちは。
先日、福岡県宗像市にてソーラーシェアリング予定地とソーラーシェアリング現場に見に行ってきました!!
弊社でお兵庫県加東市にてソーラーシェアリングの下でヒサカキと本榊を栽培をしております。今回は榊栽培の注意ポイントを紹介したいと思います。
①遮光率について
榊は遮光率60%以上の影を必要としますが、設計によっては失敗することもあります。4段や5段の野立て架台を上げて設置されている方がいますが、光が足らず生育不足になることがございます。発電設備全体でみると遮光率60%だったりしますが、アレイで見ると遮光率80%や90%になってしまいます。
②水捌けについて
榊は水捌けを非常に気にします。畑のような土地であれば問題ないですが、田んぼのような土地だともともと水を貯めるために水捌けがめちゃくちゃ悪いです。田んぼの場合だと、普通に植えると大抵失敗します。また、最初は成長していても根が伸び始めて1年、2年後ぐらいに根腐れしてしまい生育不調になります。そのため、畝の高さを上げたり、素掘りの側溝や田んぼの水はけを良くするため、水が抜けるようGLから2mか3mほど掘削することで水捌けが格段に良くなります。
③間接光のよる変色
ソーラーシェアリングの下部面積ギリギリで榊を栽培してしまうと、成長後にソーラーシェアリングからはみ出ることにより直射日光があたり黄色く焼けてしまい、売り物にならないという話を聞きます。そのため、下部の面積ギリギリではなく余裕を開けて設置することが必要です。また、南は直射日光が入ってくるので、なるべく寒冷紗をつけることをおすすめします。
④苗木の間隔による生育不調
農業委員会によって異なりますが、一時転用のの申請時作付け計画図面を必要とするところと必要でないところがございます。必要なところであればソーラーシェアリングの下に何本の榊を栽培して、苗木の間隔を何m開けるなど考えますが作付け図が不要なところもあります。営農計画書には、収穫量を必ず記載しないといけませんので、作付け図を作らずに一時転用の申請だけ通して、いざ作物の栽培となったときに、収量が足らず苗木の間隔を狭めて植え付けする話も聞きます。必ず事前に作付け図を作成しましょう。
マッキンエナジーでは作物によって異なる架台を取り扱っております。ブルーベリー用や榊・シキミ用の架台もございます。
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