キャストイン工法について、弊社の施工事例を紹介します!
2025/01/17
こんにちは。
三重県、島根県、愛知県など、最近様々な場所で施工させていただいたキャストイン工法という、先行掘削が不可欠な工法をご紹介いたします。
簡単に言うと、大きな穴をあけて、杭を差し込んで、コンクリートで固めてしまうやり方です。
近頃は、この工法のお問い合わせを多くいただきます。以前はスクリュー杭打設の問い合わせがほとんどでしたが、積雪地やスクリュー杭以上の強度が求められる設計が増えてきたことにより、この工法が採用されるようになってきたようです。
キャストイン工法のメリットとしては、「スクリュー杭よりも強度計算が出しやすく、不確定要素が少ない」ということが挙げられるかと思います。
特に積雪地域などでは、スクリュー杭の羽部分のみでは積雪の荷重を支えきることが難しいため、積極的に採用されているようです。
キャストイン工法の工程としては、以下の流れになります。
①先行掘削>②杭建て込み、仮固定>③モルタル充填、仮固定解除
①先行掘削
深さ、掘る穴の径は強度設計によってまちまちですが、Φ200~450mm、深さ1500mm~2500mm程度が、施工させていただいた案件の中では多かったように思います。
↑実際掘削しているときの写真です。かなり径が大きいため、馬力の強い重機が必要となります。
土質により、アースオーガーやダウンザーホールハンマーを使い分けて掘削します。
事前の地盤調査が重要になります。
②杭建て込み、仮固定
③モルタル充填、仮固定解除
掘削した箇所に杭を立て込んで、レベルや位置を取って、ミキサー車からモルタルを流し込んで基礎を固めます。
キャストイン工法では杭の仮固定が最も重要な作業です。
生コン打設をした後に杭位置がずれていた場合、固まった柱状の生コンを撤去し、再度打設する必要があるためです。
生コン打設時や固まるときにどうしても杭がずれてしまうため、固定しておかなければなりません。
おおまかな説明ですが、以上のような流れになります。キャストイン工法はこれで完了です。なんといっても先行掘削と仮固定が大変です。
施工スピードは地盤によって左右されますが、弊社で使っている重機であればどんな岩盤でも掘削することはできます。今回写真を掲載しているのは建柱車ですが、地盤に合わせた重機や掘削方法をご提案可能です。
スクリュー杭打設と比べると費用はかなり高めになってしまうのがデメリットですが、かなり頑丈な基礎が仕上がります。杭建て込みについてもレベルを合わせたり通りを合わせたり、いろいろと知識や技術が必要になってきますので、ぜひ当社にお任せください!
是非一度、お問い合わせください!
お問い合わせはこちらから
(営業時間 平日 9:00〜18:00)