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2020年度はソーラーシェアリングと自家消費だけが残る!? SSHのメリットとは

自家消費ソーラーシェアリング

2020/01/28

2020年度はソーラーシェアリングと自家消費だけが残る!? SSHのメリットとは

こんにちは。Kondoです。
本日は、以前設置完了しましたおおい町ソーラーシェアリングのフェンスと電柵を設置してきました。作物はブルーベリーとオリーブを栽培しております。山奥のため、さる・イノシシ・シカが出るそうで、普段では使用しないような特殊な仕様のフェンスを設置しました。GLから2mまではメッシュフェンスで2m~2.5mまでが電柵となっているタイプのものになります。
ソーラーシェアリングの場合、太陽光発電の下で作物を作っているため、機械などの邪魔になる場合は、フェンス設置はしなくてよいとされております。そのため、フェンスを付けない場合が多いですが、あくまで太陽光発電設備ですのでフェンス設置をすることをお勧め致します。
まだ案として経済産業省から出ている内容ですが、2020年度の50kw未満の太陽光発電(低圧)は自家消費もしくはソーラーシェアリングのみになるという案が上がっております。
これまでの低圧野立て発電設備はFITでは売電できず、新電力から買い取ってもらう方法でしか売電収入は得られません。なぜ、ソーラーシェアリングだけ残るような案が公表されたかといいますと、ソーラーシェアリングのいくつかのメリットが国に認められたからです。
① 農業と自然エネルギーの両立で地域活性化
太陽光発電でエネルギーを生みながら、下で農業を継続することができるため、これまで利用されていなかった農地が利用され、過疎化した地域に雇用が生まれることで地域が活性化する点で注目されております。
② 緊急時の補助電源
今回、ソーラーシェアリングが残る案には自立運転付きパワコンを使用することと、コンセント等の緊急時に使用できるようにすることが義務化されております。昨年の千葉県での災害では過去10年間で1番農業被害が出ていたそうです。(東日本大震災を除く)さらに停電が続く地域もありました。その際に役に立ったのがソーラーシェアリングでした。千葉県ではソーラーシェアリングを地域で取り組んでいるため、多くのソーラーシェアリングがあります。災害時の利用も注目を集めております。
③ 日本の技術「ソーラーシェアリング」
ソーラーシェアリングは日本で生まれた技術です。日本では太陽光発電設備を設置するには、農地以外の土地でなければいけません。ソーラーシェアリングの生みの親である長島彬先生が2004年にソーラーシェアリングの考え方を発案し、2010年よりソーラーシェアリングの生育実験をしたことで広まりました。太陽光発電の下であれば影になるため、生育が落ちるとされてきましたが実証実験の結果、落花生などは20%増加しました。カリフォルニア大学のある教授も太陽光発電の下で作物を育てるメリットを研究されており、研究成果が昨年に発表されておりました。先月はタイのメディアがソーラーシェアリング取材に来たという記事も見ました。今後世界的にソーラーシェアリングは注目されております。
今後、日本国内だけでなくアメリカやベトナムでのプロジェクトもありますので、進捗状況を報告させていただきます。
ソーラーシェアリングに興味のある方はマッキンエナジージャパンまでお問合せお待ちしております!!

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