ソーラーシェアリング研修 『阿蘇 サクラミチ』
2023/03/31
2022/12/12 ソーラーシェアリング研修 『阿蘇 サクラミチ』
熊本県高森町 上色見発電所へ農業委員会の担当者様はじめ20名ほどが研修に参加されました。
上色見発電所は2022年4月発電を開始し、その後同年6月にブルーベリーの植え付けを行いました。
当ブルーベリー栽培の特徴は「養液自動冠水システム」を採用している点です。ブルーベリー栽培を土質や経験差に影響を受けずに比較的安定した収穫が期待出来ます。
ソーラーシェアリングとブルーベリー溶液栽培をコラボしたこのような取り組みは西日本最大規模といえます。
このように上部に太陽光パネル、その下部の農地にて営農を実施する方式を営農型太陽光発電又はソーラーシェアリングといいます。
野立てと呼ばれる一般的な発電所との大きな違いは、発電所であると同時に農地である、と言うことです。ですからパネル高が約3mです。
歩いても車で通過しても目立つのは農地であったり春には新緑が目に飛び込んできます。
当発電所の認可については、先ずは経済産業省や九州電力の認可。その後、地元高森町の農業委員会はじめ、各課からの承認。最終的には熊本県からの農業に関する許可がでます。
そして他地区との大きな違いは、環境省の承諾が必要でした。なんと言っても世界に誇る阿蘇山を背にしていますから、おかしな発電所を設置するわけにはいきません。
発電設備は東京に本社を置くSky Solar Japan(株)と二人三脚で下部農地での栽培品目の選定から設計、そして当計画を地元高森の農業委員会へ提出し、実際の農業に従事してくださる農業法人である有限会社大阿蘇造園様にたどり着くまでの紆余曲折の時期を経て約3年がかりで完成に漕ぎつけました。
明後日、4月1日から熊本県高森町では『サクラミチ』が開催されます。今年は10台以上のキッチンカーで賑わい見せます。と主催者である大阿蘇造園さん。この『サクラミチ』から大阿蘇造園の看板を根子岳に向かって右に曲がると約100mで、当発電所兼ブルーベリー園が見えます。サクラミチの駐車場としても利用出来ます。🌸
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